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作者:クレイバンの人、通称クレイさん
投稿日時:2007/01/21(日) 15:18:13
備考:クレイさん初の女闘もの。管理人は「女の骸に囲まれてセクロス」に燃え死にました。


150 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:18:13 ID:3v26PkUb
大宇宙連邦警察 特務官ルイア

1.

「さぁっ、我慢しないでいいのよぉ、イっちゃいなさい」
女の妖しく艶やかな声とともに、地球人では考えられないほどの強力な膣圧が、
組み伏せられ犯される青年の男根に襲いかかる。
「うわぁぁぁっ」悲鳴とも嬌声ともつかぬ声とともに、男は女の魔性の肉壷におのれの精をたっぷりと放った。
その瞬間、男の素裸の肉体が緑色に輝きはじめたかと思うと、
何かに吸い込まれていくように、どんどんと小さくなっていき、ついには消滅した。
同時に、コロンッと乾いた音ともに直径3cmほどの大きさの緑色の石が地面に転がる。

深紫色の手袋をした女はその石をそろっと拾い上げると満足そうに妖しげな微笑みを浮かべる。
「地球人は青に近い色ばかりだと思ったけど、緑っぽい色になることもあるのねぇ」
その石は不恰好であったが、ほの暗い電球の光にかざすとキラキラと輝いてみえた。
『魔女の奇跡』と呼ばれ、ノイア星人が異星人との性交によってのみ生成されるもので、
いくつかの過程を経たあと、宇宙の裏市場で高値で取引きされる宝石となる。
等価となるのは一人の男の命。科学的にはいまだ解明されていないが、
犠牲となった者によって色が異なり、同じものが二度と造られず希少価値があることから、
所持するだけで犯罪になるにもかかわらず、手に入れようとする富豪はあとをたたない。


151 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:22:30 ID:3v26PkUb
ノイア星人の女性はそのため、異星人と男性と交わることを大宇宙連邦の法規により禁じられていた。
時おり、愛するが故に異星の男とセックスし、その結果として男が石となる悲劇があった。
また、ノイア星人を奴隷とし捕獲してきた男を無理矢理抱かせて『魔女の奇跡』を量産せんとする犯罪組織もあった。
しかし、ここにいるノイア星人のサイリーヌはそのどちらもあてはまらない。
おのれの欲望に忠実に、美しい宝石を手に入れるため、宝石を売ったお金で酒池肉林の暮らしをせんがために
金に目がくらんだ部下を使って男を捕まえてきては自ら犯して石に変えるという凶悪犯罪者である。
この地球に来るまでで、52の星で大宇宙連邦警察が把握しているだけで1452人もの男性が犠牲になった。
彼女は捜査の手がのびれば、すぐに他に星に逃げる狡猾な女であり警察もかなり手を焼いていた。


サイリーヌが53番目に選んだのが地球であった。そして、今まさに7人目の犠牲者が出たところである。
ノイア星人は地球の東南アジアや南アジアにみられるような褐色の肌で彫りの深い顔をしている。
髪型は長い髪を団子状に後ろで束ねておく女性がほとんどである。
こういった特徴はサイリーヌも例外ではなく、深緑色の髪を目立たない同じ色の網ネットでお団子にしてまとめていた。
またノイア星の女は地球の平均と比べれば総じて胸が大きく、彼女もHカップというかなり豊かな胸の持ち主である。
その胸を深紫の布地に赤色の『魔女の奇跡』を小さくカットして散りばめたブラジャーで隠している。
巨大な乳房によって盛り上がった双丘のおかげで、その谷間はものすごく深い。
そんな爆乳に似つかわしいムッチリとした肉体のほとんどを露出させ、男を誘うかのような姿態をさらしている。


152 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:26:30 ID:3v26PkUb
「さて、この星もそろそろ連邦警察の奴らが嗅ぎまわってて危ないみたいだし、
 最後の地球産の男を美味しくいただいてトンズラすることにしようかねぇ」
目鼻立ちの整った顔を嗜虐で歪めながら、ベッドで両手両足を拘束された短髪で美形の男に近づいていく。
ビルの地下を改造した部屋には八つのベッドが備え付けられ、うち七つは既に白いシーツだけとなっていた。
サイリーヌは、さっきから休むことなく男たちを連続で犯し殺し続けている。
地球人に比べて数倍あるノイア星人の体力と、彼女のどこまでも性に貪欲な淫乱さの為せるものである。
「やめろっ、貴様ぁっ、人の命を何だと思っている」
「人の命?こんな辺境惑星の人間を何人殺しても全く心が痛まないわ。
 それよりも……あなたとはこの星で最後のセックスなの。せっかくなんだし、ゆっくり愉しみましょうよ」
妖しい笑みを浮かべながら、サイリーヌはゆっくりと男を跨いで馬乗りになる。
(何やってんだよ……早く来てくれよ)
心の中で愚痴るようにつぶやく男は、実は大宇宙連邦警察の潜入捜査官で名をジンといった。
彼は体内に発信機をつけた状態でわざと彼女たちに捕まったのである。

そう、彼女たち……この廃ビルの地下室にいるのはサイリーヌと男だけではない。
薄い紫色のタイツを着込んだ女戦闘員が六人もいるのだ。
それぞれタイプが違ったが、誰もが地球基準でいえば可愛いとか美人とかに分類される妙齢の女たちである。
彼女たちの着ているタイツは首から下すべての肌を隠している。
隠してはいるのだが……タイトで生地の薄いそれは彼女たちの肌にピッタリと張りつき、
肉体の艶かしい曲線をすべてさらけだしていた。
タイツごしに女戦闘員たちの大小さまざまなお乳だけでなく、その乳首の形までもがクッキリと浮かびあがり、
タイツによってキュートなお尻から、ズデンと重そうな肉感的なお尻までそれぞれのヒップラインが強調されている。
股間の割れ目までも薄っすらとみえるというのだから、
裸に近い、いや人によっては裸よりもいやらしいと感じるような格好である。
彼女たちはサイリーヌが組織するパープルウィッチと名付けられた小さいが凶悪な犯罪組織の構成員なのだ。
多額の報酬に眼が眩み、それぞれが故郷の星を捨ててサイリーヌの悪事に加担する小悪党であった。
サイリーヌの方針か、はたまたノイア星人の魔性の膣に恐れをなしたか組織に男は一人もいない。


153 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:34:53 ID:3v26PkUb
彼女たちは色仕掛けや、時には銃で脅して男たちを連れてくるのが主な仕事なのだが、
その際に決して誘拐した男たちと性交してはいけない決まりとなっている。
できる石の純度がさがるというのが主な理由である。彼女の餌食になる者とのセックスは禁じられているのだ。
しかし、連続して性行為をみせつけられるのだから、年頃の女である彼女たちにはとても我慢ができない。
だからこそ、サイリーヌに許された自慰行為にふけるのである。
「ンンッ」「あふぅんッ」「んぁっ」「イヒィッ」「フワァッ」「アンッ…」
そんなくぐもった喘ぎ声とともに、こらえきれなくなった女戦闘員たちのオナニーの狂宴がおこなわている。
ある者は男が石にされ空いたベットで寝転びながら豊かな乳房と濡れた股間を両手で弄くり悶え、
またある者は壁にもたれかかりながら、虚空をみつめて切ない表情を浮かべて指でタイツごしに性器をまさぐっている。
他にもペタンと床に座り込んで火照った肉体を慰める者、ベッドの角に性器を押し当てて快感を得ようとする者、
二人で抱き合い、お互いの身体をむさぼって悦楽にふける者……


154 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:41:25 ID:3v26PkUb
女戦闘員たちのどうしようもなく卑猥な痴態をジンはさっきからずっとみせつけられていたのだ。
ジンはゲイでも何でもなくまともな成人男性である。
彼女たちの行為をみているだけで既に半分勃起してしまうのは当然ともいえた。
「あら、嫌がってるわりにはここは正直みたいねぇ」
そういってピンッと指でジンの男根を弾くサイリーヌ。
「くッ」
「フフッ、可愛いわねえ、あなたはどんな色の石になるのかしら」
彼女は前かがみになり、その妖艶な顔を近づけて紫の口紅を塗りつけた口唇をジンの口唇に重ねた。
サイリーヌの生温かい舌がジンの口内に侵入し、彼の舌を玩ぶ。
彼女の胸がブラごしに男の胸板に押しつけられつぶれる。柔らかな乳房だけがもつ感触がジンに伝わってくる。
ジンが一矢報いたいと思うならば彼女の舌を噛みちぎることもできたろう。しかし、彼にはできなかった。
どんな犯罪者だろうと、どんな悪党だろうと女を傷つけることはできない、そんな倫理観に支配されていたからだ。
だから、ジンはひたすら耐えた。できるだけ関係のないことを考えて完全な勃起状態になるのを防ぐ。

「フンッ、なかなか頑張るわねぇ。じゃあこういうのはどうかしら」
妖しい微笑を浮かべながら、身体を180度回転させるサイリーヌ。
ジンの眼の前にはハイレグTバックによってむきだしの巨尻がブニュウと顎に押しつけられる。
淫汁とバラの香水の入り混じったなんともいえない匂いが鼻腔をくすぐる。
「な、なにをするつもりだ」
「すごい気持ちいいことをしてあげるの。だから、ちょっと待っててね」
視界が彼女の柔らかい肉尻に奪われ、ジンは何をされるかわからない。
ただ、このような体勢でされることといえばいくつもなかった。
まずチュル、チュパッそんな音とともにたっぷりと唾液がついた舌でジンの男根は舐めまわされた。
そのあとサイリーヌはバックリと口腔にそれを含み、口元をすぼませてヌポヌポと何度かストロークを繰り返す。
「んっっはぁっ」
フェラされたことによりテカテカと唾液によって濡れ光り滑りのよくなった半勃起中の男根が、
今度は彼女の温かな手でつままれたかと思うと、両側を柔らかな肉に挟まれた。
そう、サイリーヌはブラをつけたまま、その深すぎる谷間を押しひろげてジンの男根を導きいれたのである。
「うぉっ」
思わず声を出してしまうジン。男根がバストサイズが軽く100cmを超える豊かすぎるお乳に包みこまれてしまっていた。
サイリーヌはその状態のまま身体を左右に揺らす。もちろん、外から内にむかって両手で乳房を揉みこむことも忘れていない。
フニュリ、フニュリと柔らかく張りのある胸からの刺激が男根に伝わる、
同時に眼の前でプリプリと弾力ある尻が揺れ動き顔面にムニュムニュとあたる。
ノーマルな男である限り、このような強烈な責めに耐えられるはずがなかった。
ついに、ジンの息子はガチガチに勃起してしまう。
「はい、おしまい。まぁ、ここまで私に責めさせただけでも優秀かしらねぇ」
そういいながら彼女は男根を胸の谷間から引き抜くとジンにむきなおった。


155 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:44:20 ID:3v26PkUb
「さぁ、これからが本番よ。この星の女とは較べられないくらいの快感を味わいなさい」
そういってパンティを横にずらすと濡れそぼったオマンコが姿をあらわす。
剃ったのか、元からないのかはわからないが、性器のまわりには毛がなく、
綺麗なタテスジがジンにはみえた。サイリーヌは指でそれを広げて勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
「今からここにあなたのオチンチンを挿れたげる。じっくり、私のを拝みなさい」
「畜生、そんな汚いマンコに挿れたくねぇよ」ジンは苦しまぎれに悪態をつく。
「ああ、そんなこと言われると私、もっと燃えちゃうっ……フフ、気持ちよくなろうねぇ」
ゆっくりとサイリーヌはジンの息子をおのれの膣に迎え入れる。
ギュゥゥゥゥゥゥゥッ
瞬間、今まで七人も連続して咥え込んでいたとは思えないほどキツすぎる締め付けがジンを襲う。
「ああっ」
「どうかしら、時々挿れただけでイっちゃう男もいるんだけど、あなたはなんとか耐えられたようね」
「くそぅっ」
「いいわぁっ、その調子でできれば私がイくまで我慢して欲しいくらい……」
そういって、両手をジンの肩におくとユサユサとムッチリとした豊満ボディを動かしはじめる。
ジンの眼の前をブルブルと爆乳が卑猥に揺れ動く、
男根はサイリーヌがヌプヌプと挿入を繰り返すたびに限界に近づいていく。
「イイわっ、ファッ、イヒィッ、は、8人のなかであんたのチンチンが一番相性いいわ。アンッ…、ンァァッ……」
暖かで狭苦しい絡みつくような魔性の名器はジンを快楽と絶望の海へと誘っていく。
(マジにやばいっ。誰でもいいから助けにきてくれよっ、このまま石にされたら潜入捜査の意味がないぜ)
必死で射精するのを我慢しながら、ジンは一縷の望みをいまだ来ぬ仲間に託した……


156 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:51:14 ID:3v26PkUb
2.

「そこまでよっ」
高らかな美声が、地下室で反響しエコーをかけながら響きわたった。
金属の扉をぶち壊し現れたのは銀色の強化スーツに身を包む、二十歳になるかならずかのうら若き女。
手には青白く光るレーザーブレイド。肉体のラインが浮き出るコンバットボディスーツは、
女豹を思わせるしなやかでスレンダーなボディラインをくっきりと浮び上がらせていた。
彼女の名はルイア。大宇宙連邦警察の特務官であり、地球に忍び寄る凶悪犯罪異星人を取り締まる任務に就いている。
地球に赴任して一年、数々のミッションを成功させてきたエリートである。
(本当にギリギリってヤツだな…しっかし、ルイアが来たか……適材適所ってヤツだろうが…)
チラッと自分をみたルイアにジンは片目をつぶってアイコンタクトを交わす。
(これで俺は助かったようなもんだが……)
これから展開されるであろう凄惨な戦いを想像して、ジンは身体に少し震えをおぼえた。


157 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:01:28 ID:3v26PkUb
性交中に邪魔をされたサイリーヌはイラつきを隠せず憎々しげな表情でルイアを睨みつけながら、
ヌポッという卑猥な音とともに、リョウの男根をおのれの肉壷から出してベッドから降りる。
「あらあら、誰かしらって……そのスーツ、連邦警察の犬ね」
言い終わるなり片手で性交のためにずらしたハイレグTバックを直す、
淫らな蜜が彼女の股間と太股を濡らしテカらせている。
「ご明察、そのとおりよ。ノイア星人サイリーヌ。
 あんたと……ここにいる犯罪組織パープルウィッチの構成員。
 あんたたちの罪状は山ほどあるけど、長々と喋るのもダルいわね。
 さしあたって必要なのは…… 『魔女の奇跡』生成を目的とした大量殺人の罪であなたたちを逮捕する。
 これだけよ。ま、抵抗するようなら抹殺許可も出ていることだし、この場で全員地獄に送ってあげるわ」
ルイアは自信に裏付けされたはっきりとした口調でサイリーヌたちに宣告する。

「ウフフッ馬鹿ってあなたのことをいうんでしょうねぇ。
 不意打ちならともかく、わざわざ私たちに戦う準備までさせてくれるなんて。
 だいたい、小娘が一人ぽっちで何ができるっていうの」
そういってサイリーヌが手を振り上げると、先ほどまで自慰行為に没頭していた戦闘員は、
腰のガンベルトから携帯用の小型レーザー銃を引き抜くとルイアにむかって構える。
「はいはいっ、あんたたちなら絶対にそうすると思ってたわ。
 これで心おきなく、あの世に送ってあげられるわね。わたしは優しくないわよっ」
「ふんっ、ご大層な自信ねぇっ。あなたのいけ好かない顔にその貧しいお乳に、
 男を知らなそうなオマンコにたっぷりと風穴あけたげるわっ。さぁっ構わないわ、殺しておしまい」
ルイアの余裕にサイリーヌはキレたのか、顔を醜く怒りでゆがませるとそう言って手を下ろす。
それが合図だったのか、六つの光線がルイアめがけていっせいに放たれる。
「下品な女…」
そんなつぶやきが終わらないうちにルイアは動いた。時の流れをも無視するかのような速度で。
彼女の着る銀色の強化スーツ、通称『ゴッドスピード』は、
大宇宙連邦警察の科学技術をすべて投入し完成したコンバットボディスーツであり、
その耐刃性、耐弾性もさることながら、装着者の脳からの信号でダイレクトに、
地球標準時間にして五秒間、まるで世界の時が止まったような速さで動けるという特殊装置が組み込まれていたのだ。



158 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:11:01 ID:3v26PkUb
六つの光線が彼女に到達する前に、ルイアはそのスイッチを入れたのだ。
あらゆる運動体の微々たる動きさえも感知できないほどの、ゆっくりとした時間の中で、
ルイアは疾風のように動く。近くにいた戦闘員のくびれた腰をなぎ払いつつ勢いをとめることなく走り、
二人目の、口を半分を開けたまま固まっているまだ幼さの残る顔の女の首を返す刀で斬り落とし、
なおも三人目に走り寄った。自慰の結果なのだろう、タイツごしにもわかる勃起した乳首、
そのわずか横にレーザーブレイドの青白い光が刺し込まれ、豊満な左乳房ごと心臓を貫く。
それを引き抜いて四人目の背後にまわったところで、超加速移動を終えた。

「えっ」
それは誰が発した声だったのか。ルイアが消えたと思った瞬間、起こった出来事がサイリーヌ達を驚愕させた。
まず何も言葉を発さないまま、二人目の戦闘員の首が何もわからぬといった表情を浮かべつつゴロリと落ちた。
数瞬遅れて、残された肉体が後ろに倒れこむ。倒れこんだ瞬間、衝撃で乳房がブルンと揺れる。
ほぼ同時に心の臓を刺し貫かれた三人目が胸に信じられないほどの痛みを覚え、
その救いのない現実に「な、なにアヒャァァッ、ヒッ、ヒィィィッ」という言葉にならない悲鳴をあげた。
そして、おのれの豊かな乳房を両手で持ち上げるような仕種をしたかと思うと、その場にしゃがみこむような体勢で事切れた。
一番最初に斬られた戦闘員は、最初自分の身に何が起こったのかわからなかった。
三人目の悲鳴で振り返ろうと思った瞬間、やっと腰から下が自らの意志で動かせないことに気づく。
鈍い痛みとともに、だんだんと腰から上が徐々にズレていくという現実が眼に飛び込んできた。
「いやぁぁっ、何で、イヤよぉっ、こんなの嘘っ」
視界がぶれ、世界がさかさまになったかと思うと一回転してあおむけに地面に叩きつけられた。
さきほどまでベッドの角を使ってオナニーにふけり股間部分が染みになっている下半身が眼の前にみえる。
レーザーブレイドは肉体を焼ききるために、出血もせず、即死に至らなかった。
「いやぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっ」戦闘員の絶望の叫びが地下室にこだまする。


159 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:15:05 ID:3v26PkUb
残された四人はただ、混乱するしかなかった。その機会をルイアは逃すつもりはない。
背後にまわられた女戦闘員のGカップの胸の谷間から青白く光る刃が飛び出した。
ルイアはグリグリとかきまぜ、内臓に致命的なダメージを与えた後に引き抜く。
「ぶぇっ」
さっきまでベッドで横になり自慢の胸を揉みしだきながら自慰をしていた戦闘員は永遠にイく機会を失なった。
豚の鳴き声のような短い悲鳴をあげたあと、白眼をむき、一瞬にして絶命する。
後ろに倒れそうになる死体に蹴りをくれて前に突き飛ばすと、残る二人の戦闘員にルイアは襲いかかった。
「ひぃっ」
「何なのよぉっ」
そんな悲愴な叫びとともに、銃を撃つが一瞬にして仲間を殺され、恐怖に震えた腕では当たるはずもない。
なんなくルイアに接近を許し、一人は袈裟懸けに、最後の一人は頭から股間まで真っ二つに切り裂かれた。
さっきまで抱き合いお互いを慰めあっていた二人は、ほぼ同時にこの世に別れを告げた。
「はい、これでチェックメイト」
そういってルイアはサイリーヌの首の近くにブーンという重低音が鳴るレーザーブレードを突き出すと、ゆっくりと微笑んだ。

やれやれ……ルイアをよく知るジンが、誰にも聞かれないような小さな声でそうつぶやいた。


160 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:16:34 ID:3v26PkUb
3.

ルイアによるわずか二分足らずの惨殺劇。
いくら相手が犯罪者とはいえ彼女のその躊躇いのなさははどこからくるのか。
彼女が冷徹なトップエリートであることはもちろんだが……
何よりもルイアが女であることが、この無慈悲な行動を一番説明できるのかもしれない。

地球の男が女と戦うとき、まともな教育を受けてきた者ほど、女は慈しむものと弱いものといった固定観念を持ってしまい
油断したり、手加減したりしてしまうものである。時には、彼女たちの色仕掛けにによって篭絡されてしまう場合もある。
非情になれなければ、女性とはいえ凶悪な異星人相手には返り討ちになるのが関の山だ。
その点、同性であればどこまでも非情に任務を遂行できる。
少なくとも大宇宙連邦警察地球署の上層部はそう考え、女特務官ルイアにこの作戦を任せたのである。

彼らの推測は間違いではなかったのかもしれない。
次々と襲いかかる扇情的な格好の戦闘員をレーザーブレードで躊躇なく一瞬にして斬り殺したのだから。


161 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:19:16 ID:3v26PkUb
「そ、そんなぁ……」
今起こったあまりに一方的な殺戮が信じられない、認めたくないといったサイリーヌの今にも泣きそうな声。
「さて、と……今まで色々好き勝手やってくれちゃって……ええとなんだっけ、そう年貢の納め時ってヤツよ」
ルイアは可愛らしい声でサイリーヌに諦めろといわんばかりの冗談めかして言う。
ジュッ
レーザーブレイドが、サイリーヌの後ろでお団子状に一つにまとめあげた網ネットにあたり、
彼女の深緑色の艶っぽい髪がバラバラと垂れ下がる。
ジンはひっつめた髪よりも下ろした方が好みだ、などと場違いな感想を抱きながら少しばかりサイリーヌに同情する。
「て、抵抗しない。抵抗しないから。と、投降するから、殺さないでぇっ」
自信に満ちた彼女はどこへいったのか。
両手をあげて恐怖からか薄っすらと眼に涙を浮かべたサイリーヌは降伏の意思をルイアにしめした。
「最初っからね。そう言えばいいのよ。相手がどんな力量を持ってるかわからないようじゃ一流じゃないわよ。
 さぁっ、投降したいなら両手を壁について身体検査を受けさせなさい」
「は、はひぃ」
ルイアのいうがまま壁にむかって歩いていき、指示された体勢をとるサイリーヌ。
割れ目しか隠さないハイレグTバックのデカ尻を突き出したとてもいやらしげな格好を彼女はとる。
普通の男ならその尻をなでくりまわし、揉みしだき彼女の尻穴にイチモツを挿入したいと思うに違いない。


162 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:22:42 ID:3v26PkUb
「遅いぜルイア……結局誰も助けられなかったし、俺もごらんのとおりヤバかったんだぜ」
「ごめんごめん、トラップがビルのそこかしこに仕掛けられててさ、気づかれないように解除するのに手間取っちゃった」
そういいながら、ルイアはすごく優しそうな顔をジンにみせる。サイリーヌ達にみせる顔とは大違いだ。
ルイアがジンに一瞬意識をむけた好機をサイリーヌは見逃さなかった。
地球人では考えられない跳躍力で地下室の奥にむかって跳ぶ。「あっ」ルイアのしまったというような声。

「フンッ、ここまで追い詰められたのははじめてよ……とんでもないスーツをつくったもんねぇ
 考えたら流出した資料を読んだことあるわ……それによれば確かさっきの反則技って一回しか使えないのよねぇ」
サイリーヌはさっきまでの卑屈な態度はどこへやら、いつものような自信たっぷりの高慢さをとりもどしている。
「あたしもねぇ、高かったけどすっごいの買っちゃったのよね。
 ここまで私をコケにしてくれたあなたたちには実験台になってもらうわ」
両手を前に突き出すと彼女は下ろした髪がゆらゆらとそれぞれが意志があるように蠢きはじめ、
そして……地下室内のベッドが八つすべて宙に浮かび上がった。一つは固定されたジンもろともに。
一つ一つは50Kgはある軽くあるだろう、そのような重量のものを八つも同時に操っているのである。
「人工的なサイコキネシスってわけ?なかなかやるじゃない……」
ルイアはそんな風に冷静に分析しながらも余裕の表情を隠さない。それがサイリーヌには余計に癪に触る。

「あんたの身体をグシャグシャに潰してやるよぉっ」
サイリーヌの叫びとともに七つのベッドがかなりのスピードでルイアに襲いかかる。
「なかなかスリルある遊びかもっ」
ルイアは迫りくるベッドをなんなく避けながらドンドンとサイリーヌにむかって突き進む。
レーザーブレイドで切り裂くことも可能だったが、サイリーヌがいくつの物体を操ることができるかわからないが、
バラバラにして何十もの物体が襲いくるのはさすがにかわしきれない、そうルイアは咄嗟に判断したのだ。
二人の距離はどんどんと縮まってくる。サイリーヌはルイアの身体能力をみくびりすぎていた。
「と、とまりなさい、とまりなさいよぉっ」
ルイアは何も言わず、ただ避けることに集中しながら彼女に近づいていく。


163 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:24:00 ID:3v26PkUb
サイリーヌは焦りの表情を浮かべる……このままでは。
「こ、こいつの命がどうなってもいいの」
ジンが固定されたベッドがサイリーヌとルイアの間の空中に浮かんでいる。ルイアの歩みが止まった。
「フ、フフ、フフフフフッ、そう、そうよこいつは人質なんだから……」
なんとか形勢逆転だと、焦燥に駆られながらひきつり笑いをするサイリーヌ。
ジンはグルグルと滅茶苦茶な軌道で動かされて酔ったのかウーンと呻いている。
「それで……どうしたいのかしら……」ルイアは真剣な顔をして問う。
「み、見逃してくれるだけでいいわ。取り引きよ、いいわね」
サイリーヌは戦意を喪失していた。力の差が歴然であり、勝つことは不可能だと悟ったからだ。
「ふーん、魅力的な提案だけど残念ながら却下よ、あんたを見逃したら犠牲者が増えるばかりだしね。
 ジンも警察官なんだから、とっくに命を捨てる覚悟はできてるはずよ……そうでしょ、ジン」
「……ああ」呻くようにジンは答える。
「さぁ、さっさと殺しなさいよ。ただし、その後にあんたには死んだほうがマシってくらいの拷問したげるから覚悟してね」
そういってルイアは人を凍りつかせるような笑みを浮かべた。
「う、うわぁぁぁぁぁっぁあああっ」
ルイアの言葉に恐慌状態となったサイリーヌは、
ジンが拘束されているのをはじめ、八つすべてのベッドを八方からルイアにむけて襲わせた。


164 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:27:40 ID:3v26PkUb
一瞬の早業でジンの拘束具を斬ったルイアは「転がって」指示したあと、
体勢を地面スレスレまで低くしてベッドを避けながらサイリーヌに接近した、
ガシャーンとベッドがぶつかりあう音がした瞬間、
青白く光るレーザーブレイドがサイリーヌの濡れそぼった股間に突き刺さった。
「あぎぃぃぃぃぃぃっ」
今まで1450人以上もの男のイチモツを咥え、殺してきた魔性の性器が一瞬にして破壊される。
なおも、ルイアはその青白い非情の刃で彼女の褐色の肌をゆっくりと斬り上げていく。
サイリーヌはあまりの痛みですでにサイコキネシスの能力を失っていた。
「イヤァァァァッァァァッ、やめて、やめてぇぇぇっ」
刃は臍まで到達し、なおも上へ上へと昇っていく。
地球人ならショック死してもおかしくなかったが、ノイア星人の高い生命力が死ぬことさえ許さなかった。
「あんたをね。最初っから生かして捕まえるなんてつもりはなかったの。
 千人以上の人を殺したから憎いってわけじゃない、あんたが一番してはいけなかったのはね、
 ジンにイタズラしたこと、そして死ぬかもしれないような危険にさらしたことよ。
 さぁ、これまで犯した罪を悔いながら地獄に行きなさい」
ルイアはサイリーヌの耳元で、どこまでも冷たい声でそう囁いた。
「ひぎゃぁっ」
身体の中心線に沿って豊かな乳房によってつくられた深い谷間を駆け上がっていく死の刃。
ついに宝石を散りばめた深紫色のブラがちぎれ、サイリーヌのHカップの爆乳が弾けるようにブルンッとまろびでる。
あらわになった葡萄色の両乳首はあまりの恐怖でコリコリに勃起していた。
「死に……たく…ぐぇっ」
美しい顔を恐怖と痛みで歪めながら断末魔の声をあげたところで、やっと自身の生命活動を停止させた。
ルイアのレーザーブレイドは彼女が死んでいようがお構いなしに、
なおもサイリーヌの首を、顔面を切り裂き、彼女を真っ二つに両断したところで止まった。

「ふぅっ、任務完了…かな」
ルイアはそうつぶやき、レーザーブレイドのスイッチをOFFに切り替える。
シュッ、そんな音とともにたった数分で七人の悪党の命を奪い去った光の刃がかき消えた……


165 :名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 16:30:55 ID:3v26PkUb
ep.

「ジン、大丈夫」
「……ああ、なんとかな」
ジンはグシャグシャになったベッドの残骸のそばで全裸で座り込んでいた。
「そう、よかった」ルイアは心の底から安心したような顔をしている。
「しかし、無茶しやがったな」
「そうね、……あ、ごめんね。さっき言ったの本気じゃないからね。
 サイリーヌのいうことを呑むわけにはいかなかったし……」
ルイアはすごく申し訳なさそうにいう。
「いいって、おかげで助かったし。もし死んだところでおまえを恨みやしないさ」
「アリガト」
そういって、ルイアはジンを抱きしめる。
「これからも…どんな危険にジンが陥ることがあっても絶対に助けるからね」そういって安堵の涙を一筋流すルイア。
ジンはサイリーヌと比べて本当に胸がないなぁなんて思いながらもポンポンとルイアの背中を優しく叩く。
「いつも、心配かけてこっちこそごめんな。本当にありがとう……」
あまりに愛しくて、自分の息子がビンビンと反応していくのがわかる。
(ヤバイ……)
「んっ」
股間の猛りが彼女のお腹に当たった。ルイアは抱きついた腕をほどくと下をみる。
そこにはもちろん、半勃起状態のイチモツがあった。
ルイアは顔を真っ赤にして「もうっ」とジンを突き飛ばす。
「イテテッ、スマン。つい、な。ルイアが魅力的すぎて……」
そういって苦笑いするジン。以前からルイアは彼を愛していた。けれど、なかなか告白する機会がなかったのである。

「ねぇっ、わたしのこと好き?」どうにでもなれみたいな気持ちでルイアはジンに聞く。
ジンは一瞬真剣な表情をつくった後……「ああっ」とつぶやくようにいった。
「わたしもっ」
満面の笑みを浮かべながら、突き飛ばされ倒れたジンにかぶさってキスをするルイア。
ルイアのキスはサイリーヌの濃厚なキスと違って上手くもなかったが、愛しさのエッセンスが彼を興奮させた。
興奮したのはジンだけでなく、ルイアも同じだったようで……

「ねぇっしよっか…」そう恥ずかしながらもつぶやく。
「ここでか?さ、さすがにまずくないか」驚いた声をあげるジン。
ルイアはムッとして「へぇっ、あんな年増の乳デカ女とはできてわたしとじゃダメだっていうんだ」とスネる。
「いや、あれは不可抗力だし、いやそうじゃなくてだなぁ……」とどうしたもんかとジンは焦る。
「どっちなのよ。わたしのこと好きなんでしょ、ねぇ抱くの抱かないの……」
引っ込みがつかず、勢いにまかせてルイアは声を張り上げる。
「わかったよ、ルイア。俺はお前が好きだ。そ、その抱いていいか」
彼女は優しげな笑みを浮かべてコクッと小さくうなづいた……


男であった七つの石と女であった七つの骸が転がるビルの地下室で、二人は愛の契りを交わした…………

                                                                    了


















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