BL(ブラックレディーズ)の秘密基地に侵入した。彼女達は世界征服を企む多国籍集団。
構成員は全てサイボーグ化した女性で、殺人・テロ・誘拐など何をするにも良心の呵責をもたない非常の集団である。
彼女達の科学力と狡賢い作戦には警察や各国の軍隊も対抗することができなかった。
BLに人質にされ俺の命を守る為、サイボーグ研究の第一人者であった母はその手術の執行を強制されていた。
だが、母はBLの非道な数々の行い耐え切れず、秘密裏に俺に改造手術を施した。
俺はその改造された力を使ってなんとか母と二人で脱走したものの、母はその道中で捕えられ、殺された。
・・・・・・その時から俺はBLに復讐をすることに全てをかけてきた。
そしてこれまで彼女達の作戦をつぶし、ついに彼女たちの首領がいるという秘密基地に侵入したのだ。
俺は排気ダクトから侵入している。この何層にもなる秘密基地のどこかに首領がいるはずだが、
まだ何の手がかりもない。手近な排気口から覗くと下はトイレだった。
そこへ胸を強調するようなレオタードタイプの戦闘服に身を包んだ下級戦闘員が豊満な乳房を上下に揺らしながら
あわててトイレに駆け込んできた。もちろん、その理由は一つ、用を足すためだろう。レオタードを脱ぎ足まで下ろす。
改造されているためか、訓練の賜物か、しなやかな無駄のない筋肉質で健康的な肢体があらわれる。
(さてと)
排気口から極力音の出ないように降り、鍵のかかったドアをこじ開ける。
そこにはまだ事態を認識していない半裸の女が一人。その一瞬の隙をついて口をふさぎ、
腹に拳を叩き込む。相手も改造されているとはいえ、所詮は下級。
俺のように徹底的に戦闘用に改造されたわけではない。鍛え上げられた腹筋は何の意味もなさず、
その身体は衝撃で前かがみになる。ただ、口をふさいでいるのでうめき声もろくにあげられない。
「もう俺が誰か知ってるな。さあ首領のブラッククイーンのいる場所を吐いてもらおうか・・・」
腹に拳を突き入れられ苦悶の表情、そして涙を浮かべている戦闘員に質問する。
「私、下っ端だから首領のいらっしゃる部屋などわかりません。だけど、だけどお願い命だけは・・・」
「そうか。お前程度のザコじゃ場所もわからんか、やはり幹部クラスでなくてはな・・・」
洋式の便器に女戦闘員を尻から力任せに押しやり動けなくさせた。元々我慢の限界だったのか
恐怖のためかは知らないが小水を垂れ流している。トイレでなければ俺の服が汚れているところだ・・・
「駄目だ」俺は右腕を鋭利な刃がついたものへと変形させる。
そして一切の躊躇もなくその刃で女戦闘員の頚動脈をかき切った。
「うぐっ!!」彼女は声も出さないまま噴水のようにその血液を私にかけながら絶命する。
「まず一人・・・・」
俺は再び排気ダクトへと飛びうつり、次の獲物を探す。