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作者:クレイさん
投稿日時:2006/05/15(月) 01:00:15
備考:これも時代くノ一もの


「ひぎゃぁぁぁぁぁっ」
三尺ほどしかない丈の短い胴衣の胸元が大きくはだけ、豊かな胸が露わになっている。
その谷間に黒鉄色の刃が深々と突き入れた。
柔らかな肉に刃をブスリと刺し込む感触が刀を通して手に伝わってくる。
俺が今、対峙しているのは俺が仕える殿の愛娘、楓姫の命を狙わんとしたくの一である。

隣国の城主は領土拡大の野望尽きることなく、幾度も戦や暗殺を仕掛けてきている。
今回もまだ十になったばかりの姫を、将来の嫁ぎ先が自分を脅かす同盟に利用されてはたまらぬと
暗殺しようとしたのだ。丑三つ時、城のはなれで寝ていた姫を襲う忍ども。
お付の者は皆殺され、くの一がまさに短刀を姫に斬りつけようとした瞬間、
幾人もの忍を倒し、なんとか駆けつけた俺はくの一を体当たりで突き飛ばすことができた。

そして姫を逃がして刀を交えること十数合、
股間に蹴りをみまって怯んだところに刀を思いきり胸に突きさしたのだった。
「く、くそっ……無念。……けど…ただでは死なないっ」
齢二十を越えたあたりのくの一は、赤茶けた髪をふり乱し、整った顔を苦痛に歪ませ、
痛みに喘ぎながらも異様なまでに眼を爛々と輝かし、俺をみつめる。
その眼に俺は身体全体が吸い込まれるかのような感覚にとらわれる………
「ハッ」
数秒間、意識がどこかにいってしまっていたようだ。
気付けば、すでにくの一は事切れており、 
胸に刺さった刀をささえにかろうじて立っている状態だった。俺は刀を抜く。
ドサッと受け身も何もなく後ろに倒れるくの一。倒れた衝撃で巨乳が大きく揺れた。
白い肌、揺れる乳房、袴をはいていないためチラチラとみえる股間を隠す下帯……
なぜか動悸が激しくなり、そして彼女の身体から目が離せなくなっていた。
はだけた胴衣の隙間から薄茶色の乳首がみえる……
くの一を任務で殺したことはいくらでもあるが……
何かいいようのない感覚にさいなまされる……豊かな乳房は……幼き日の母が思い出す。
幼くして死んだ母の乳房とくの一のそれを重ね合わせる。

おのれの思考がだんだんと夢でもみているかのように不確かなものになっていくのがわかる。
しかし、その暴走を止める術がない。
ただ心の片隅で目の前で動かぬモノとなったくの一が最期の力をふりしぼり、
何かしらの術を俺に施したのだろうかなどとも考えるが、おのれの昂りを抑えるにはいたらない。
……少し感触を味わってみたい、この乳房を女の秘め所を……心の逸りはすぐに行動につながる。
どこからか、おのれの犬畜生にも劣る行為をいさめようとする声が聞こえるが、どうにもならない。
刀を背中にくくりつけている鞘に納めると、胸から血がだくだくと湧き出ることを気にもせず、
さきほどから妖しく自分を誘う大きな乳房を両手でわし掴みにし、揉みしだく。
事切れて間もない肉体はまだ温かみをおびていた。興奮はどんどんと高みにのぼっていく。
この柔らかな感触はなかなか味わえるものではない。
忍びの里での淫術修行にて性の悦楽は克服していたはずだが、抗えないほどの魅力を感じる。
胸だけでなく身体全体をまさぐり、その女特有の柔らかい肉の弾力を愉しんだ。
股間は既に膨張をはじめていた。このくの一の秘所におのれのいきりたった肉竿をぶちこみたい……
俺は右手で下帯の紐を荒々しくほどくと、下腹の黒い茂みへと手を持っていき、その感触を確かめる。
割れ目に指をはわせる、もちろん濡れているはずもない。しかし、そんなことはどうにでもなる。
死体であるということも、とうに忘却の彼方である。

ただ女体をむさぼり喰らうことだけが頭にあった。
「何をしておるっ!!」
その時、楓姫のかん高い声が俺の虚ろう心を掴んだ。
戦いが終わり静かになったため、逃げた先からお戻りになったようだ。
半裸の死体にまたがり、今にもおのれの肉竿を挿れんとしていたおのれの醜態を恥じる。
「これは、お見苦しいところを。
 どうやら、このくの一めが最期にはなった催淫の術にかかってしまったようで。
 しかし、ご無事でなにっ!」

術が破られたため、回復してきた五感がおのれの背後からくる強烈な殺気を告げた。
「姫っ!危ないっ!」
楓姫めがけて数本のクナイが勢いよく飛んでくる。
姫の前にさっと仁王立ちになり、鉄の手甲でクナイを払いのける。
間一髪である。気を周囲にはりめぐらし、敵の気配を探る。
「はっ」
両方を鋭く尖らせた棒手裏剣を襖の影にむかって放つ。
「ちっ、失敗したか」
闇から、闇に負けぬ漆黒の黒髪を後ろで一つに束ねたくの一が姿をあらわした。
「一族に伝わる淫術をこうもやすやすと破るとはあんたただ者じゃないね」
現れたくの一は、さきほど俺が倒したくの一よりも大きな巨乳というよりは爆乳の持ち主であった。
その胸は胴衣におさまりきるはずもなく、
襟元も常にはだけたような状態になり乳首をかろうじて隠しながらも
その柔らかそうな乳房の大半をさらけだしている。
また袖が脇までしかない装束のため、外の乳肉もはみだしていた。
しかし、術から脱け出した俺にとっては、決して心を揺れ動かすような代物ではない。
「幼き姫をこのように卑怯なやり方で狙う輩に答える義務はない。」
俺はくの一にむかってただそう言い放つ。
「ふんっ、同じ穴の狢のくせに格好つけるんじゃないよっ。
 死体を弄ぼうとした鬼畜のくせにさぁっ」
もちろん、それは挑発にすぎない。
高慢そうなくの一はさきほど倒したくの一よりは二つ三つ上だろうか。
長い眉に細い眼が特徴的な顔立ちをした女で、
鍛え上げられながらも肉感的な身体からは淫らな雰囲気を漂わせている。
「何をほざく、ここで倒れているくの一の術であろうが」
「本当かい。あんたの心にしまってある願望がでてきたんじゃないかい?」
「馬鹿なっ。戯言はたいがいにしろ」
俺は少し冷静な心を失い反論する。
「何とでもいうがいいさ。しかし、あんたんとこの姫さんはどう思っているかねぇ」
チラリと後ろの楓姫をみると、信じていたものに裏切られたかのような青ざめた表情をしていた。
「朔丸っ、そなたこの女がいうように
 まさか屍に昂りを覚えるような輩ではなかろうな……」
そこには鬼畜や外道をさげすむような眼というよりは、
何かそうであってはわらわにはどうすることもできぬというような、
絶望を秘めた眼でこちらをみつめてくる。
「違います。さきほど申しましたように操られていただけです」
俺は慌ててむきなおり否定する。
「むぅっ」
真偽を確かめようとじっと睨みつける楓姫。眼の大きい可愛い顔は疑念で歪んでいる。
その小さな姫の視線が上に泳いだ。
目線の先にはくの一。
「馬鹿だねぇ、ちゃんとこっちをみとかなきゃ」
そういってくの一両手の短刀を俺めがけて振り下ろす。
それを鞘から中ほどまで抜いた刀で受け止める。
「馬鹿は貴様だ。殺気をそこまで漂わせればどうしようともわかる」
「ちっ、嫌なやつだねぇ」
そういいながら跳んで後退するくの一。
俺がふりむくと同時にこちらに今度は駆け込んでくる。思ったより速い。
くの一が右手を心臓、左手は首を狙って突いてくる。
その速さに反応が遅れ、かわしたものの、左腕の忍装束と共に、腕を少し斬られる。
「くぅっ」
なかなかやる。さきほど倒したくの一よりも動きがはるかに俊敏である。
そう思った瞬間、今度は短刀をつきだしたまま身体をひねり、踊るように斬りつけんとする。
そのすばやい動きには驚嘆するがいかに速いとはいえ、
おのれが即座にしゃがみこめば短刀が俺を切り裂くことはない。
これを勝機とみて、右手の刀を捨てて這うような姿勢から相手の足首をつかむ。
「あっ」
くの一のしまったとでもいいたげな小さな叫びと共に力任せにひっぱりあげる。
「きゃっ」その声と共にあおむけに転倒する。
爆乳が盛大に揺れ、はだけた胴衣からは少し大きめの乳輪とともに乳首がみえた。
髪留めもとれ、艶やかな黒髪がハラリとばらけ広がる。
俺は彼女の腹あたりに馬乗りになる。すかさず、くの一の両手首に手刀。
「ひっ」その痛みに耐えられず、短刀を離す。
一つの短刀は放り投げ、もう一つの短刀を女の首筋にあてる。
「勝負あったな」
「フフ、それはどうかねぇ……」
その言葉と同時にくの一の眼が妖しく光る。
「しまっ……」気付いた時には既に遅かった。
敵としてしか認識していなかったくの一が誰よりも愛しく魅力的な女に、
その肉感的な身体が魔性の魅惑を漂わせているかのような錯覚がおき、
そして、それがどんどんと現実味をおびていく。
「あははっ。同じ手に二度もひっかかるとは、どこの忍か知らないけど詰めが甘いわよ」
「さぁ……すっごくあたいの身体が気になってきただろ。
 そんな物騒なモノは捨てて、あたいの胸を弄ってよ」
俺はいわれるがままにくの一から奪った短刀を捨て、
彼女の胴衣の上からその凶暴な乳房を揉みしだく。
胴衣の上からでも伝わってくる肌の暖かさ。そしてフニャフニャと形をかえる乳房。
「はぁっっ。いいわ、その調子よぉっ」
勝利を確信した笑みを浮かべながら、胸を揉まれる気持ちよさによがるくの一。
俺は今度は胴衣を無造作にずらすとあらわになった乳首を優しくつまみ弄る。
「ふぁんっ……わかってるじゃない。あたいの弱いとこ。ひゃぁんぁぁぁっ」
親指と人指し指で桜色の乳首をいじくりながら、
他の指と掌で西瓜ほどもあるが、比べるも愚かなほど柔らかな乳房を揉み続ける。
「はぅんっ……戦場でのやらしいことって……ふぅん…すっごく興奮しちゃう…んあぁんっ
 お腹に……あたってるアァンッ あんたの竿もどんどん固くなっていくのがわかるよぉ。」
すこし落ち窪んでいた乳首がどんどん固さをもち、ついにはムクリと顔をだし勃起状態となった。
「最高っ……ふふっ、すぐ殺してもいいんだけど、もう少しだけあたいを愉しませてあげる。
 そうねぇ。今度はアソコを優しく弄ってちょうだい」
俺は左手で、弾力性に富んだ爆乳を揉みしだきながら、
右手ではくの一の股間に持っていき、濡れ湿った下帯をとる。
そこには黒い茂みにおおわれた秘所があった。
その割れ目に人差し指と中指を挿しいれ、肉壷を巧みにいじくる。
「いいよぉぉぉっふひゃぁんっ 姫様っ、これが男と女の性の営みってやつさ。
 ガキには少し刺激が強すぎるかもしんないけど、冥土の土産さね。よーくみときな」
本来ならば姫のことが何よりも気になるはずなのだが、
俺の意思はまるでどこかへいってしまったかのように、このくの一のことしか考えられなくなっている。
そのため視線さえ姫にむけられず、姫がどんな表情でいるのかうかがいしることはできない。
しかし、こんな風に考えるだけの意思が残っているぶん始末が悪い。
「そ、そうだ……ふぅん。お豆さん、お豆さんを弄っとくれよ。
 お豆さんを弄られるのが何よりもたまんないんだよぉっ」
俺は濡れた肉壷の入り口あたりにある、ニュルリとした小さな突起物を命令通りに指で擦る。
「ふひゃぁぁぁあんっ」ビクンっとくの一の身体が悦びで跳ねあがる。
その時、高くしかし凛とした声が俺に呼びかけてきた。楓姫だ。
「朔丸、さっきは疑ってすまぬ。そなたは正しかった。
 どうか、わらわの願いを聞き届け、普段の朔丸に戻っておくれ。
 そして、この女狐をこらしてめおくれ。頼むっ」
声だけで涙ぐんでいるのがわかる。楓姫は心の底より俺を信じてくれた。その涙が俺を…………

「はぁぁんっ、いいよぉっ上手いねぇ……ああんっ、
 たまんない、たまんないぃぃっ 殺すのが……もったいないくらいだよ
 もっとだもっともっとお豆さんをぉぉぉっ」
くの一は本来の目的である楓姫のことなど忘れたかのように、
お豆を弄られることに没頭し、よがり狂っている。
俺はもちろん命じられるままに………………くの一のお豆を二つの指でつまむと力いっぱいに…つぶした。
「はぁぁん……っぐぎゃぁぁっぁぁぁっ」
女の身体の中で一番敏感とされる部分は、優しく弄れば何にも代えがたい快楽をもたらすが、
逆に一切の情なく責めれば絶望的な痛みをもたらすものだという。
股間をおさえ苦しむ様をみると、くの一はまさに極楽から地獄へ落ちていく感覚を味わっているのだろう。
「朔丸ぅっ」
楓姫は涙声ながらも嬉しさを隠し切れないような声で俺の名を叫ぶ。
馬乗りになっていたくの一から起き上がると楓姫にむかって頭をさげる。
「姫っ、助かりもうした。姫の声が心の奥深いところまで届き、
 やっとのことで、こやつの呪縛から解き放たれました。お叱りは後ほどいくらでも。
 まずは、この外道を冥府に送りますゆえしばしお待ちを。」
「うむ」
涙目に満面の笑みを浮かべ微笑む楓姫。
俺がふり返ると、股間を手でおさえ血と淫らな液を鍛え上げられた太股へそして足首へとつたわせながら、
ヨロヨロと立ち上がるくの一の姿があった。
「姫の命を狙った輩を決して見逃すわけにはいかん。
 しかし、少し待ってやろう。短刀でも何でも拾ってかかってくるがいい」
俺は地面に捨て置ていた刀を拾う。くの一もそばに落ちていた短刀を拾い構える。
「あたいの、あたいの大切なお豆さんになんてことしてくれるんだいっ……
 しかし、あんたも甘いねぇ。あのままとどめをさせばいいのにさぁ」
こぼれ落ちそうに熟した二つの大きな肉果実を隠そうともせず、そうのたまう。
「ごたくはいい。さっさとかかって来い」
「その甘さが、あんたの命取りだよっ」
くの一の身体が躍動し、その速さを生かして縦横無尽にあらゆる方向から打ち込みがくる。
乳首を勃起させたまま、抑えのきかなくなった二つの大きな乳房も
縦に横にと彼女の動きにあわせてまるで異なる生き物であるかのように揺れうごめく。
俺はくの一の斬撃をかわし、刀で受け止めながら必勝の機会を待つ。
「さぁ、興奮してきたろぉ。いいんだよ、
 もう刀なんて手放しちゃいな、あたいとさっきの続きやろうよぉっ」
俺はその言葉に反応したかのように、
構えをとき、右手は刀を持ったまま両腕をだらんとさげる。
くの一も動きをとめ、ゆっくりと俺に近づく。彼女の胸がどんどんと視界の大半を占めていく。
「あたいを舐めやがって、少しでも術にかかりさえすればこっちの勝ちなんだよっ。
 しかし馬鹿だねぇ、せっかくの勝機を逃したばかりか三度も術にかかるなんてさっ
 姫はすぐにあの世に送ってあげるよ。先に逝きなっ!」
ザシュゥゥッッ
短刀が俺の首筋を切り裂く前にかわし、刀を真上に突き上げるかのように……くの一の股間に刺した。
「ぐびゃぁぁぁっっ」
「貴様のくされたマンコに俺のはもったいない。刀でも咥えながら逝くんだな」
秘所に刀を突き入れられ、信じられないといった表情で細い眼を見開き俺をみつめるくの一。
両手からは短刀が落ち、畳に突きささる。
「俺も冥土の土産に教えてやる。眼さえみなければいいんだよ。
 視線がさがっていたことに気付かなかったのが貴様の敗因だ。
 ああ、今からもう一度術をかけるならかけてくれ。
 もう姫と俺以外に気配は感じないからな。」
虚ろな表情のまま何かに気付いたように口の端を歪めて笑みをつくるくの一。
「……ふふっ、なんてこったい。あたいの自慢の胸が仇になったってわけか…………グハァッ」
血反吐を吐くと意識を手放したのか、ふっと表情を消すくの一。刀から手をはなすと、
前のめりに、二つの柔かく大きな乳房を俺の身体に擦らせながら崩れ落ちる。
倒れたひょうしに胴衣がめくりあがり、
刀のささった股間部が、たっぷりと量感のあるお尻が、まるで誘うかのようにあらわになった。
ビシュゥゥッ、股間からの血飛沫で装束を汚しながら刀を引き抜くと、姫のもとに赴きひざまづく。
「姫、数々の我が落ち度、罰は後でいくらでも受けまする。
 ただ、せめて本丸に着くまでは姫をお守りすることをお許しください」
「うむ、そこまでおのれを責めなくともよい。そなたはわらわの命を救ってくれた。感謝しておる。
 まぁ付きの者が皆殺されたのは残念じゃがな……斬られた腕は大丈夫のようじゃの。
 さぁ、まずはわらわを城まで連れていくのじゃ。父上にもはやく報せねばっ」
深刻そうな顔、しかし安堵のためかかすかに笑みを浮かべる姫。
なんとも愛らしく、命がけで守らねばとあらためて俺の心を揺り動かす表情である。
「御意っ」
今回の失態は十分に責められても仕方のないものである。
姫の寛大な心で許されたことは望外のことといえた。
「ところで」
「はっ」
「さっき、この女狐めに、眼をみないでいたといっておったな。
 まさか眼をつぶっていたわけではあるまい。どこをみておったかと少し気になっての」
「ええ、いやその……」俺は言いよどむ。
「なんじゃ、わらわの問いに答えられぬのか」
「む、胸でございます」
「ほぉぉっ、なんじゃ操られて苦しい思いをしとるかと思っておったのじゃが、
 どうやら違うようじゃの。そうじゃのぉ、あの女狐の乳房は稀にみる大きさであったからの
 揉めて嬉しかったか。やはり胸の大きなほうが朔丸の好みか……」
声に棘がこもる。何やら姫を怒らせた様子。
「いえ、胸をみたのは術にかからぬため、
 そして乳房の揺れる方向によって相手の行動を知るためにございます。
 よって仕方なきこと。決して胸に見惚れていたわけではございませぬ」
姫を溺愛する殿に不味い報告をされれば首が飛ぶ。
そして、なにより姫に誤解されたままというのは何故かとても悔しい。
「そうか、なにやら怪しいがそういうことにしておいてやろう。
 母上をみる限りわらわの胸があそこまで大きくなるとは到底思えぬしな。」
なんとか納得してもらえたようで俺は心のなかで安堵のため息をもらす。しかし……
「ご納得いただけたようでなにより。
 しかし楓姫。あのくの一と姫の胸に何の因果がございまする」
「あ、いや何でもない。気にするな。さぁさっさと城に急ぐのじゃ。」
そう慌てたかのようにいう楓姫。
まだ何やらブツブツと顔を赤らめながらいっているが聞き取ることができない。
「さぁ、この朔丸におぶさりくだされ、瞬く間に城へとお連れしましょう」
「あ、ああ。うむ」顔を火照らせたまま力強くしがみつく楓姫。
俺は姫を背負うと周囲を警戒しながら城へと駆け出した。

                                                   了


















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