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作者:タイツの人さん
投稿日時:2006/09/17(日) 10:59:30
備考:「越後屋」の続き。軽いノリから一転、コワイ!!ってか「おうま」ってww



「く、あたしがこんなことで捕まるなんて…」
くの一の"うづき"は牢屋で反省していた。自身の術が敗れ、醜態を晒したことを悔いていた。
操ろうとして逆に操られ、あげく仲間の術で吹っ飛ばされて気絶。気付いた時には拘留の身。
どこの下忍ヤラレだ。などと自嘲する。もっとも自分も隣の牢のあしもも下っ端ではないのだが位は低い。
捕まったと気付いた時に即座に脱出を目論んだが四方を石に囲まれては対処が難しい。
ここは地下だろうか。普通の座敷牢などでは不安だと判断されたか、ふてん丸とやらの入れ知恵か。
とにかくこのまま打ち首なんぞになる気は全くない。うづきは悩んでいた。
…と、外から人の気配がした。うづきの思考は一時中断される。
ヒタヒタと粗雑な石畳の上を歩く足音。この音の軽さは、女か子供か。
「うづき様」
「! おうま!?」
牢の前に立ったのは見知った顔であった。くの一の"おうま"…部下だった"かふか"等と同じ位の忍である。
うづきにとって部下にあたる娘だ。特徴として青い髪を左右でくくって垂らしている("ついんている"だ…)
女中の姿のなっているが、うづきには一目でわかる。彼女は「しっ」と人差し指を立てる。
「―――助けに、来たわけではないな」
「はい。掟に則り、うづき様を始末せよと命ぜられ、はせ参じました…」
少し残念そうに言うおうま。騒がしい"あしも"と違い、この娘は内向的で大人しい。
純朴でとてもくの一らしく見えず、ただの街娘よりもよほど頼りなく見えるために潜入に向いている。
そんなおうまが…適材適所とも思うが、うづきは少し腹が立った。

この娘にあたしを殺させようだと!お頭め!ふざけおって!

おうまはあっさりと錠を外し、中に入ってきて丁寧に戸を閉めた。
「入り込むのは簡単でした。でも内側からは難しそうですね」
牢の中を見渡しながらそんなことを呟く。うづきは自力で縄を解いて立ち上がった。
その様子におうまは感心ながらも任務遂行のために速やかに太刀を握る。
「言っておくが、ただで殺されるつもりはないぞ」
「え?」
あうまはうづきの一言で一気に狼狽した。うづきはますます腹が立った。
「掟は分かる。あたしもかつて仲間を裁いたことがある。だが…」
「逆の立場になるとやはり嫌なんですか?」
「それもある。死にたくない。それもあるんだが――相手がお前じゃなぁ」
うづきのため息におうまは「はぁ?」と首を傾げた。理解に苦しむといった風だ。
「格下であることが問題なのではない。"お前"なのが気に入らんのだ」
「う、うづき様は私がお嫌いですか…?」
ちょっとだけ潤んだ瞳になるおうま。子供を泣かせた気分になってうづきは慌てた。
「そ、そうじゃない。別に嫌いとかでなく、どちらかといえばお前は好きだが……」
今度はうづきの方がうろたえてしまった。しどろもどろになっておうまの言葉を否定する。
「うづき様は私のことがお好きですか…?」
ぐす…とベソをかきながら涙目でしゃべるおうまにうづきは先の苛立ちを忘れてしまいそうになる。
「勘違いするな。部下としてだぞ。部下とし…「なら私がうづき様を気持ちよくさせてあげますぅ」
突然真剣な表情になっておうまがずいと前に出てきた。
「はぁ!?」
「うづき様のおっしゃった意味が分かりました!半人前の自分では不満だと言いたいのですね!」
「ああ。そうだ。というか声を抑えろ。声を!」
「ならば、うづき様をイカせて、私が半人前でないことを証明した後でぶち殺します!」
「なんでそうなるのよ!ってか ぶち殺すって…「逝きます!」
「ちょっ……おま………おk……っっ?!」
是非も無し。おうまは全裸になってうづきを脱がしにかかった!

「あ、やめ…」
いきなり襲い掛かってくる元・部下に上司は戸惑いを隠せなかった。
もはや強姦魔と化したおうまはやや血走った目でうづきの肢体を舐め回す。
身体にぴったり合う忍衣装が強制排除されて床に投げられる。髪留めも飛ばされて、
残るは足袋だけになった。ちなみに装備は全て役人に没収されたのか針一つ見当たらない。
うづきとおうま。互いの裸体が地下牢に届く月光の元で露わになる。
身体的特徴はうづきの方が整っている。おうまも発育は良いが如何せん、やせ過ぎである。
アバラ骨までしっかり浮き出ている辺り、うづきは少し食生活の心配をしたがそれどころではなくなった。
仰向け状態にされておうまが上に乗っかってくる。胸と胸が正面から挨拶して乳首で接吻した。
うづきもおうまも思わず「うっ」とうめく。おうまから指と指を絡められ、自動的に応じてしまううづき。
おうまが顔を寄せてうづきの頬をぺロリと舐める。
「どうやら逃げるわけにはいかないようだね」
「はい。必ずや認めさせてあげますよ、おづき様」
悪戯っぽく笑うおうま。うづきは半ば観念した。いかにくの一といえど裸で武器なしでは相手は倒せない。
体術ではうづきの方が上だ。素手での殺人術こそ習得していないが相手が攻勢に出ても潰せる自身はある。
自身の記憶ではおうまが真っ当に格闘訓練を積んだことは無かったはず。
そうこう考えているうちにもおうまの舌はうづきの耳を伝う。予想外の感触にうづきは唸った。
「ふふ…観念してくださいうづき様。何も愛しあう最中に殺しにかかったりはしませんよぉ」
腰を動かして下半身同士を摩擦させてくる。胸も微妙に動いていて妙な気分になる。
うづきに"その気"はないが…少しだけ悪くない気持ちになってきた。
おうまの愛撫は続く。かつては男を淫術でモノにして弄んだうづきは未知の誘いに揺らいでいた――。

「ふふ…うづき様の弱点みーつけた♪」
耳たぶを軽く甘噛みされてうづきは感じていた。さらにおうまの指がうづきの下の口にあてがわれた。
この調子で前戯に興じていては時間が足りなくなる。そう判断したのだろう。
「んっ…おうま…」
「うづき様は処女ではないのですよねぇ…お頭が言ってましたぁ」
「! あの助平ジジィ…」
瞬間的に湧き出た殺意に唇を噛むうづき。おうまは気にも留めずに下を攻める。
「だいじょうぶ。うづき様の此処、すんごく綺麗ですよぉ」
そう言いながら入り口で遊んでいた指の関節を曲げて中に侵入する。
途端にうづきの敏感な領域に達してうづきはたまらず歓声を上げてしまう。
さらに耳で遊んでいたおうまの舌がうづきの唇近くをさ迷い始める。
もはやかける言葉もなく、うづきは「あぅ…」などと力なく感じる快楽の虜と化しつつあった。
「アハ、挿れちゃえ。うづき様~」
そういうとより深くに指をゆっくりと進めるおうま。彼女自身も感じているのか、秘所が濡れている。
いままでのおうまとはかけ離れた印象のおうま。人とは分からないもんだとうづきは考える。

だがこのまま虜に成り果てて溺れて逝くつもりなどない、うづきは反撃を考えていた。

彼女の術は接吻した相手を強制的に魅了し、操ること。
その対象は問わない。男はもちろん、女も…家畜すら操れるのだ。実際、猫はうまくいった。
かつて部下を裁断した時も魅了の術で動きを封じ、棒立ちの娘の心の臓を刺し、殺した。
少し楽しんだ後で、おうまには死んでもらおう。うづきはそう考えていた。
戸は閉まっているが鍵は開いている。脱出は簡単だ。
「そういえば…んっ…あしもは……どう……なった?」
「ん…そんなこと…どうだっていいじゃないです…かっ」
質問をかわして腰を振って擦り寄り、うづきを刺激する。空いている片方の腕をうづきの背に回して
よりしっかりと密着して胸を押しつけて全身を上下させてうづきを愛する。
「あ…は…」
指先は巧妙にうづきの内側を弄び、舌はうづきの顔を舐め回す。
うづきは快楽を覚えつつも時を待った。
そして、ついにおうまの唇がうづきの唇と接触し、濃厚な口付けとなる。
続けざまに舌の洗礼。舌同士が絡み合ってうづきの言葉もおうまの言葉も封じられる。
「ん…んん…」「んふぅ……あっ……んふ…」「お…う………ん」「あふ……あふあ……っ…」
まとわり続ける舌。踊り続ける指先。うづきは堪らない気持ちを抑えつつ術の発現を待った。
(接触は成った!腑抜けた瞬間に首を折ってやる!)
おうまはいい娘だが、自分の命には換えられない。可哀想だが、ここで死んでもらわねば。
舌が離れ、指が抜かれる。うづきはおうまと顔を合わせた……まだ術に」かかってないようだ。
(個人差があるからな。もう少し…)
「さて、ここからが本番ですよぉ」
あしもを思わせる甘たるい猫なで声。うづきは思考に介入されると共に、妙な不安を覚えた。
「本番?」…とうづきが不審に思った次の瞬間、ニュルリ。おうまの股間から何かが生えてきた。
「征きますよ。覚悟してくださいねうづき様。」

それは、どうみても男性器だった。しかも立派だ。

感心している場合ではない!一瞬だけ空想を旅していたうづきは現実に直面した。
「すごく……太いな…」などと感想を言う間におうまがそのイチモツを無遠慮に突き立てる!
うづきは「ひぎぃ!」などとらしきない悲鳴を上げる。だがおうまは取り合わない。
暴力的に、暴食的に、うづきの女を貪るように動く。淫猥な調子で激しく愛する。
そのあまりの激しさにうづきのよく熟れた胸が上下する。おうまはその動きを両の手で制する。
そして上と下を同時にこねくり回す。胸を掴む手も優しく、時にぎゅっと強く揉んでくる。
うづきは先程までの余裕を完全に失っていた。おうまに犯されている。その意外性に思考が追いつかない。
両性具有だったおうま。そういえば彼女の主たる術を把握していなかった。思えば落ち度であった。
男よりもよほど恐るべきオスとしての性の技。その威力を思い知らされつつうづきは絶頂を迎えんと…
「う……うう……」
と、突然、唸り声がうづきの耳に入った。肉体の振幅が増し、少々痛く感じる。
「痛っ…こら!おう、ま?」
抗議の視線を向けたうづきはおうまの様子を見て愕然とした。


「うう……う、ウウゥゥ……ッ」
そこにいたのは彼女の知るおうまではない。

ポタポタと汚らわしい唾液がうづきの豊かな胸の真ん中に落ちる。
それはおうまの口から垂れている。人間に牙と呼べるような歯があっただろうか。

「あ…ああ……お、おうま!?」
うづきの目の前にはおうまがいる。だが目に前にいる紅い眼をした女は、おうまに見えない。

「グフゥ……グググ……」
男性器を突き、彼女の肢体を激しく揺らしつづける"そいつ"は、徐々に、変貌していた。

「グウォーーーー!」
獣のような、いや、獣そのものの咆哮が牢屋を席巻する。
「痛い!あっ…あっっ!いたぁい!」
引き続き暴食されるうづき。膣内は肥大化したおうまの肉棒でずたずたにされる。
胸を握る手も大きくなり、伸びた爪が皮膚に刺さって血を流す。
「ぎゃああああぁぁぁ!!」
うづきはもう、くの一ではなく、ただの少女として悲鳴を上げ続けた。
腰の振動は依然激しく、ついに接続部から血が滴り始める。だがおうまは止まらない。
愛らしかった顔つきはまるで鬼のようで、アバラ骨の見えていた身体も今は異常に筋肉がついている。
うづきは正気を失いそうな意識の中で"鬼"を連想した。

否、目前で己を喰らう者こそ、鬼なのだ。

そうして一方的な愛撫に成り果てた性交の中でおうまが絶頂を迎える。
うづきは血を失って、それ以上に精神的な衝撃を受けて青ざめ、イクどころではなかった。
「ヴッ…ヴ…ヴオオオオォォォォーーーーッッッ!!」
今まで聴いたこともないおぞましい雄叫び。そして射精の感触。小刻みに震える巨躯。
うづきはこの世の悪夢を思い知った。零れ出る精液と血を呆然と見続ける。
その後――――しばらく膠着していたおうまが、不意にうづきを放した。
ゴトン、と力なくその場に倒れ伏したうづきは真っ白に汚された肢体を冷たい石畳に落とされた衝撃で
我に返った。少しだけ気を失っていたようだ。
「?」うづきは一瞬だけ現状を掴みかね、次におうまがじっとこちらを見つめていることに気付いた。
その姿は元の華奢な少女の姿に戻っていた。

「あ…あ…?」
「大丈夫ですか?うづき様?」
おうまは心配な様子で話し掛かけてくる。男性器もその姿を引っ込めていた。
うづきは今までのことが夢ではなかったかと思ったが自分の体を見るとそれが願望に過ぎないことを
まざまざと思い知ることになった。全身が白濁色にまみれ、胸や陰口からは血が流れている。
なにより、頭痛がする。激しい頭痛。衝撃的すぎて頭がおかしくなったのでは、と思った。
「イカせるまえに勝手に高ぶっちゃって御免なさい」
「お…うま…」
「でもこれでうづき様も私を半人前扱いしませんよね?」
にっこりと微笑むおうま。うづきは頷いたつもりだった。うづきでなく、あの鬼の姿に恐怖したから。
「よかった~。それじゃ先刻言った通り、ぶち殺してあげます♪」
呑気な調子でおうまが言う。うづきにとってはもうどうでもいいことだった。
犯され尽くした身体では抗いようもない。なにより、血を流しすぎた。
「し、しにたくない…」
無様にも泣き言を言ってしまう。素の自分が吐露し、涙を流す。
「掟は分かっているはずです――もう私でも大丈夫ですよね?」
おうまは一転、真剣な表情でうづきに問うた。だがうづきに答える余力はなかった。
かくん、と頭を垂れる――――前にうづきは最後の眼光を煌めかせた。
「とまれ」と願った。術の効力に賭けたのだ。悪あがき。正にその通りの行動。

だが、甲斐はあった!

一瞬だけビクンと身を強張らせたおうま。うづきはおうまが持ってきていた太刀を引っ掴んで彼女に突き立てた!
ドス、と確かな手ごたえ。流れ出す赤い血。「あ…」とうめいてその場に倒れるおうま…
うづきは九死に一生を得たことを実感した。

「御免なさいね、おうま…」
太刀から血を振り払って、うつ伏せに倒れているおうまを哀れむうづき。
刺した先は心臓。まず、助からないはず。彼女はピクリとも動かない。
うづきはおうまの衣服で精液を拭い、自分の服に着替えて牢を出ようとした。
自分にぴったり合う装束。まだ身体は火照っているし傷も酷い。さらにベタベタする。
行くあてなど無いが今は城から出よう…ボーっとした頭でそう思い歩を進める。
牢を出て廊下を進む途中、うづきはあしもがいるはずの牢を覗き見た。
そこには「くーくー」などと寝息を立てるあしもの姿。うづきは呆れて何も言えない。
放っておこう、そう決めて前へ進んだ。

「――――なんとか抜け出したか」

ビクリ!うづきは思わぬ声に身構えた。
まだおうまの血にまみれた太刀を手に前方へ向けて構える。
「…見てたの?」
「ああ、一部始終見せてもらった」
前方の闇から見覚えのある衣装が姿を現す。奉行所の雇われ忍者・ふてん丸だ。
「悪趣味ね!」
「お主のところの鬼ほどではない。正直、あれが相手だと困るところだった」
「見過ごせばいいじゃない」
「それは出来ぬ。ウチの雇い主はあれで好色でな。おうま殿あたりだとコロリと騙されるやも知れん」
くっく、と笑うふてん丸。こんな男だったのか…とうづきは不快感を覚えた。
「禍根は絶つ、ってわけね」
「その通り。無論お主をこのまま見逃す気も無いぞ」
それは分かっていた。見逃す気ならはなからこうして対面しに出てこないだろう。
うづきは傷付いた身体に鞭打って戦闘体勢に入る。と、ふてん丸が口を開いた。
「その前に…後ろに鬼がいるぞ?」
「え…」
"鬼"という単語に恐怖を覚え、条件反射的に後ろを振り返る。

「うづき様、酷いです…」 ~ 続く ~


















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