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作者:タイツの人さん
投稿日時:2006/10/04(水) 17:41:01
備考:「越後屋」の続き。コワイです。どんどんエグくなっていくようです。



「うにゃあ~」
あしもはまだ伸びたままだ。既にその細い首筋をおうまの指が撫でている。
彼女は爆発のせいでくすんだあしもの肌の汚れを指先で突っついてこそぎ取ったりしている。余裕だ。
今から鬼と化してあしもを殺すのだろうか、うづきは止めようと思ってもおうま(鬼)への恐怖で動けずに歯噛みしている。
ふてん丸は相変わらずの傍観者気取りだ。先程あしもに道具を返したことは結果的におうまの手間を省いただけに留まった。
(少しだけ火薬を拝借しといたほうがよかったか)などと後悔の念を抱いている。
「ふふ…それでは始めさせていただきます、あしも様」
おうまは妖艶な笑みを浮かべると、先にうづきの前で見せたように股間に手をあてがい肉裂を弄び始めた。
「んっ…あふぅ…」
「ぬ。再びイチモツを生やす気か?…このままあしも殿も犯すつもりじゃな…」
ふてん丸が冷静に分析する。どうやらうづきとおうまの交わりを出歯亀していた模様。
うづきが見られていたことを知ってふてん丸を物凄い目つきで睨んだが彼は目線を明後日の方向にそらして取り合わない姿勢をとった。
仕方なく剣を構えなおして破れた牢にじりじりと歩み寄る。
おうまは自慰兼"変異の下準備"に文字通り精を出している。淫猥な声を漏らして秘部を漁る彼女に周囲への警戒心はない。
後ろから刃で一突きすれば――彼女の言うことが真実なら――2度目の死を与えられるはずだ。
そして蘇生するだろうからそこで首をはねてしまおう。うづきは順序だって物事を考えた。
少々変わっているが自分もあしもも助かるにはまずこのおうまを…うづきは覚悟を決めた。

今、目の前にいるのは鬼ではない。自慰に耽る一人のくの一に過ぎないのだ!

牢は狭く、膠着していた場からわずか十数歩でおうまの背後を取る位置まで来られたうづき。
足元は木片やら何やらで散らかっていたがその場を足音を殺して進むことなど忍には造作もないこと。
うづきには未だ先の陵辱の苦しみが残っていたがそこはそれ、抜かりなく動くことができた。
ふてん丸はまるで物見遊山が如く成りゆきを見守っている一観客となっている。傍観は事ここに至っても変わらず、だ。
そして、うづきはゆっくりと刀を構える。もちろん気配は断ち、一切の音も立てぬ静かな振る舞いで…。
おうまはそのことなど露知らず、ついに先に出したモノと同じ立派な男根をその股間より生やす。
既にそのそそり立つ物体は自身の愛液で十分に濡れており、怒張から感じさせる力強さに加え、ぬらりとした質感すら伴っている。
これを…引っくり返されたカエルのように無様に横たわっているあしもの丸見えの肉裂に挿れるつもりか。
そして高ぶるうちに獣化し、太くなった鬼の指で彼女の首をへし折る、おうまの魂胆はそんなところだろうか。
うづきは早急に事を成す必要があった。交わってからでは遅い。弾みであしもまで突き刺してしまうわけにはいかないのだ。
剣をおうまの丸まった背と垂直になるよう構え、

「ふぅ…」

おうまのその一呼吸を合図とし、電撃的に必殺の一閃を走らせた!
刃は確かにおうまの艶やかな肌を貫き、ずぶりと肉を裂く感触をうづきの手元に確かに届けた。
前は心臓を、今度は少し逸れて肺の位置辺りを通った。そうして、おうまの膨らんだ乳からズル、と血に塗れた刃が突き出る。
傷から血が流れてあしものボロボロになった体を洗う。それでもあしもは気絶しっぱなしで目を回している。
衝撃を受けて再び身体を痙攣させるおうま。大きく仰け反るその肢体の腰の部分に足を掛け、うづきは捻りながら獲物を引き抜く。
えぐり出されるようにして剣が抜ける。
少々間を置いてあしもが口から鮮血を噴出させた。目は見開かれているがそれは驚愕ではなく自身の痛苦からであった。
ゆっくりとうづきの方へ振り向いて何かを言おうとするがゴボゴボと血を吹くだけでまったく言葉にならない。
残酷なようだが…やむなし。うづきは少し早まっておうまの首を落としにかかった。

だが次の瞬間、うづきは見た。
――――おうまの目が、笑っているのを確かに見た。

胸から血を流しながら不適に笑うおうま。身体は朱に染まり、量だけ見れば明らかに致死量と分かるほどだ。
だのにこの娘は平気そうな面でうづきの青ざめた顔を正面から見つめている。
「なんで…なんで死なないのよ…」
「――本当に、うづき様は酷い女(ひと)です…」
おうまが一歩、歩み寄る。自身の作った小さな血だまりを踏んで軽い水音をたてつつうづきの方に寄る。
うづきは気がどうかしてしまうそうな気持ちだった。さっきは一度、完全に死んだ。だが、今度は全然倒れない。
「ちょっと気が飛んでしまいそうですけど、大丈夫です」
などとニッコリ笑うおうま。そして自身の股間に手を添えて持ち上げる。
さらに、空いた手で呆然としているうづきの首根っこを素早く捕まえた。
「あっ!」とうづきが一足遅れて反応したが距離が近すぎて刀が振るえない位置までおうまは迫っていた。
そのまま、グイと上体を押された姿勢にされる。ちょうど、うづきとおうまの股間同士が真正面から合う位置に来る。
これから起こることを想像してうづきはさらに青ざめ……
ズブリ、と力強く強引に突き入れられた肉棒の感触で理性の半分が飛んで散っていくのを感じた。

「ひぎいぃぁあ!!」

乾きかけの忍び衣装を容易く引き裂き、未だ傷も癒えぬうづきの膣を並の男のそれを上回るおうまの逸物が容赦なく突き刺す。
再び血が流れ、先の強姦以上の痛みがうづきの脳に激しく伝わっていく。…うづきの精神が蝕まれる。
「うあっ!がっ……あああぁぁぁ!!」
「静かにしてくださいうづき様。このくらい、胸を貫かれる痛みに比べれば"ヘ"みたいなモノですよ?」
文字通り乱れ狂ううづきに対して全く平静に相手するおうま。汗こそかいているが全く疲れを感じさせない。
だが動くたびに彼女の胸からは血が流れていく。『気が飛びそう』と言うからには痛みを感じているはずだが当人はけろりとしている。
やがて、再びおうまの身体が変容していく。ずっと見入っていたふてん丸も「ほぉ」と牢の外から顔を近づけてくる。
うづきは涙に濡れた視界でおうまの変わりゆく様を目の当たりにしていたが首を絞める力と股間の連結が一切の脱出を許さない。
半ば獣じみた声―男のだみ声よりなお聞き苦しい―でおうまが喋る。
「先にうづき様から戴きま~す……ぐぅおおおおおぉぉぉぉ!!!!」
「ひっ、ひぃ!やめ……ぁああああ゛あ゛あ゛!!!」
恐怖に支配されたうづきの悲痛な叫びが牢内に響き渡る!だが誰も救いの手を差し伸べはしない。

次の瞬間、無情にも鬼が二度目の降臨を果たした。

「ぐぅああああああ!」
それまでに加え更なる膂力がかかる。その一突きがうづきの膣壁を突き破る!
「ぎゃあああああ……あっ!……あっっ!!」
絶叫が途絶え、あまりの衝撃に目をむいて放心するうづき。だらりと四肢を垂らし、強力で体が持ち上げられ両足が地を離れる。
それは実に恐ろしい光景だった。黒光りする大きな鬼にか弱い肢体が弄ばれている。
ふてん丸も恐怖した。あしもがもし目覚めたなら即座に気絶しなおすことだろう。それほどに悪夢じみている。
最早うづきのあしもとは血と白い液体で塗(まみ)れている。鬼は理性をうかがい知れぬ深紅の瞳でうづきをただ見つめているだけだ。
手の力はうづきを絞め殺さない掴むだけだが、いつでも捻り潰せることだろう。

「何故こんなことに…」うづきはそんなことを考えたが答えは単純だった。
"任務に失敗した"それが唯一にして確かな理由。これは後始末なのだ。最初におうまが言ったように。

『忍の掟』――自分でも分かりきっているはずなのに今のうづきには全く、分からなかった。

やがて鬼は無造作にうづきを抱き―――強力に握り締める。骨が砕け、肉が裂かれ、臓物がはみ出る。
「………っ!?」
さらに目をむいたうづきは、だがしかし、その詮無い動作が最期となった。目玉はそのままぐるりと上を向き血を吹く。
「ぐぁばああああああ!!!!」
「…………ぶじゅ」
鬼の雄叫びとうづきの口から血の飛まつが散るのはほぼ同時だった。
すぐにその可愛らしさの残っていた顔が頭部ごと鬼の顎に砕かれる!ぐしゃ、ぐしゃと咀嚼されていく。
更に呑まれる。細い腕が、膨らんだ胸が、女性らしいくびれの肢体が次々に鬼となったおうまに『始末』されていく。
そうして束の間の残虐な振る舞いは暴威を萎めていく。掟による裁きは幕を閉じ、一人のくの一が消えた。
呆然と一部始終を見送ったふてん丸と気絶しっぱなしのあしもと鬼(おうま)だけが牢という領域の中にいる。


















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