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作者:雑魚女スレ53
投稿日時:2006/06/24(土) 15:53:00
備考:どうみても未完です。本当に(ry
ここまでの流れではザコ作品と呼べない気がするお


53 :MAID FROM HELL:2006/06/24(土) 15:53:00 ID:Si8uw2Xx
昼なお暗い森の中に三人のメイドがいた
銀髪のメイドはStg(シュツルムゲヴェール)44を構えて周囲を警戒し
黒髪のメイドはブレンLMGを傍らに置いて腰を下ろし
ブロンドのメイドはスリングに吊るしたM79グレネードランチャーと弾薬ベルトを襷掛けにし
M3A1SMGを小脇に抱えて煙草を吹かしている
銀髪のメイドはブロンドのメイドをじろりと睨んだ
「エメット、私の前で煙草を吸うなと言っておいたはずだぞ」
「YESと答えた覚えはないよシャルロー」
ブロンドのメイドは視線を外したままのんびりした声で答える
金と銀のメイドの間で緊張が高まる
と、黒髪のメイドが顔を上げた
「帰ってきた・・・」
どのような歩法を行えば可能なのか乾いた枯葉の上を歩いているのにカサリとも音をたてず
PUスコープを装着したナガン91/30ボルトアクションライフルを持った赤毛のメイドが姿を現した


54 :MAID FROM HELL(2):2006/06/24(土) 21:21:11 ID:Si8uw2Xx
T字型の照準線に仕切られた景色の中で一人の男が暇そうに佇んでいる
「どうだ、ヴィク」
「変化無し」
シャルローの問いかけにスコープから目を離す事無く赤毛のメイドが言葉を返す
斥侯から戻ったヴィクトリアは三人の仲間に乗物を見つけたと言った
帝政ロシア時代に設計されたライフルを手にしたメイドスナイパーに先導され
森を切り開いた小道を見下ろす崖の上にやって来たシャルロー達の眼下に一台の戦車がいた
それはM3中戦車後期型の英連邦軍仕様で75mm砲は37.5口径のM3
30口径機関銃を装備した銃塔はペリスコープ付きのハッチに換装されている
その後一時間ほど監視を続けたが戦車の乗員は一人しか居ないようだった
故障した戦車の見張りという名目で置いてきぼりをくらった男は己の不運を嘆いていたが
森の中から金髪でないすばでいなメイドさんが現れたのを見て噛んでいたガムをぽとりと落とした
「はあーい」
人好きのする笑顔を浮かべつつ男に接近したエメットはいきなりスカートを捲り上げた
稲妻のような速度で動いた右手がガーターベルトに挟んだクロムメッキのスミス&ウエッソンを引き抜き
スカートの中の神秘を目の当たりにして惚けきった男の眉間をホールドする
「動くなよ、弾が外れるから」



55 :MAID FROM HELL(3):2006/06/25(日) 07:17:50 ID:r7igndcg
「どんな調子だ、キリコ?」
「30分と言ったところですね。それから私の名前は桐子です、
どこぞの異能生存体と一緒にしないでいただきたい」
青みがかった黒髪をショートヘアにしたメイドは抑揚の無い声で話しながらも
戦車のエンジンを物凄い速度で分解していく
こと機械に関しては桐子に任せておけば間違いは無い
その気になればそれこそジャンクパーツの山からATを組上げてしまうメイドなのだ
一方エメットは捕虜にした男とコーヒーを飲みつつ世間話に興じている
「それじゃアンタ日本人なんだ?」
「これでも江戸時代から続く宮大工の家の跡取りでね、世界遺産の修復に高い所の得意な職人が
要るってんで来てみたらいきなり内戦に巻き込まれて気が付いたら戦車に乗せられてた」
あははーっとお気楽に笑った男はいきなり真面目な顔になった
「それでそちらさんは何者なのかな?メイドさんというよりプロの戦争屋さんっぽいんだけど」
「ヒ・ミ・ツ(はあと)」

58 :MAID FROM HELL(4):2006/06/27(火) 22:00:39 ID:u52R3ifQ
森の中を走る小道を空冷エンジン特有の軽やかな音を響かせてポンコツ戦車が往く
「七人兄弟用棺桶」という有難くない仇名がつくくらい無駄に大きいM3だけに
男一人とメイド四人が乗り込んでも中はかなり余裕がある
「それにしても大したもんだよなあ」
ヒジカタと名乗った男は瞬く間にエンジンを修理した桐子の腕に感心することしきりだった
「キャブレターを分解掃除してシリンダーに溜まったオイルを抜いただけだ・・・」
操行レバーを操作しながら答える桐子はとりつくしまも無い
「そういや高校の同級生にもやたらメカに強い子がいたよ、アンタと同じで胸は控え目・・・」
いきなり防火壁に叩きつけられ首筋にナイフを当てられるヒジカタ
「私を貧乳呼ばわりして三日と生きた奴はいない・・・」
「馬鹿やめろ!」
「車内が汚れるじゃないですか」
「いやそういう問題じゃなくて」
「ところで・・・」
狭くはないが広いともいえない車内で取っ組み合う四人にのんびりと声をかけるエメット
「誰が今戦車を操縦してるのかな?」
「「「「あ゛・・・」」」」
戦車は路肩を乗り越え潅木の生い茂る斜面を滑り落ちていった


















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